2024年12月から2025年2月、帝国劇場にて『レ・ミゼラブル』が上演されます。
悪役であるテナルディエ役の歴代キャスト一覧、今回のレミゼでテナルディエ役を務める4人の俳優さんについて詳しくご紹介しています!
歴代のキャストについて知りたい方、今回のレミゼでテナルディエ役を務める方のプロフィールが気になる方はぜひ最後までご覧ください。
レミゼ日本公演テナルディエ歴代キャスト一覧はこちら
レ・ミゼラブル日本公演、テナルディエ役の歴代キャストを一覧表にまとめてみました。
上演年 | テナルディエ役キャスト |
1987年~1991年 | 斉藤晴彦 新宅明 |
1994年 | 斉藤晴彦 笹野高史 本間識章 |
1997年~1999年 | 斉藤晴彦 山形ユキオ |
2000年~2001年 | 斉藤晴彦 山形ユキオ 徳井優 |
2003年~2004年 | 駒田一 三遊亭亜郎 |
2005年~2006年 | 徳井優 駒田一 佐藤正宏 コング桑田 斉藤晴彦(2005年特別公演のみ出演) |
2007年~2009年 | 駒田一 安崎求 三谷六九 斉藤晴彦(2007年特別公演のみ出演) |
2009年~2011年 | 駒田一 三波豊和 斉藤晴彦(2011年特別公演のみ出演) |
2013年~2015年 | 駒田一 KENTARO 萬谷法英 |
2017年 | 駒田一 KENTARO 橋本じゅん |
2019年 | 駒田一 KENTARO 橋本じゅん 斎藤司 |
2021年 | 駒田一 橋本じゅん 斎藤司 六角精児 |
2024年 | 駒田一 斎藤司 六角精児 染谷洸太 |
2024レ・ミゼラブルのテナルディエ役は?
2024年~2025年に上演される、帝国劇場クロージング公演のレミゼでテナルディエ役を演じる4人のキャストを詳しくご紹介します!
駒田一さん
駒田一(こまだ はじめ)さんは、舞台俳優、声優、歌手として幅広く活躍しています。
1964年3月6日に愛知県名古屋市で生まれ、身長は172cm、血液型はAB型です。
いずみたく主催のミュージカル劇団フォーリーズに所属していましたが、1990年12月に退団しました。
駒田さんのキャリアは、1994年に帝国劇場での『屋根の上のヴァイオリン弾き』に出演したことから始まり、その後30年以上にわたり多くの舞台作品で活躍しています。
代表作には『レ・ミゼラブル』のテナルディエ役や『ミス・サイゴン』のエンジニア役、『ダンス・オブ・ヴァンパイア』のクコール役などがあります。
その出演作品の多さから、帝劇ミュージカルの常連とも言えますね。
駒田一さんの強み
駒田さんは、ミュージカルにおいてその表現力が際立っており、特に『ラ・マンチャの男』でのサンチョ・パンサ役では、役柄に対する深い理解と感情表現が観客から高い評価を受けています。
彼は異なるキャラクターを演じ分けることができるため、幅広い演技スタイルを持っています。
この多才さが、さまざまな作品で成功を収める要因となっています。
1990年代から続く長年の経験から得た技術や知識は、彼の演技に深みを与えています。
また、観客とのコミュニケーションを大切にし、「舞台と客席とに境界線がない」という考え方を持っているため、観客との一体感を生むことができます。
2015年度に第41回菊田一夫演劇賞を受賞しており、これは駒田さんの演技力と舞台での貢献が評価された結果です。
オフィシャルブログ「駒田一の酔いどれときどき日記」を通じてファンとの交流も行っており、その姿勢がファンとの絆を深めています。
レミゼには2003年からテナルディエ役として出演し続けている駒田さん。
ベテランならではの安定感、舞台を引き締める力に期待です。
斎藤司さん(トレンディエンジェル)
斎藤司さんは、日本のお笑いコンビ「トレンディエンジェル」のボケ担当として知られる一方で、ミュージカル俳優としても活躍しています。
1979年2月15日に神奈川県横浜市で生まれ、日本大学商学部を卒業後、25歳で芸人の道を選びました。
吉本総合芸能学院(NSC)東京校の10期生として学び、たかしさんと共に「トレンディエンジェル」を結成し、2004年から活動を開始しました。
2015年のM-1グランプリで優勝し、一躍有名になりました。
「斎藤さんだぞ☆」の持ちネタでおなじみです。
斎藤さんはミュージカル俳優としても多くの実績を持ち、特に『レ・ミゼラブル』のテナルディエ役でその歌唱力と演技力が高く評価されています。
2019年にこの役をオーディションで獲得し、2021年の再演でもその存在感を発揮しました。
また、2022年には『ファンタスティックス』に出演し、『マチルダ』でミスター・ワームウッド役を演じています。
この役も厳しいオーディションを経て獲得し、観客から好評を博しています。
お笑い芸人としてのネームバリューではなく、きちんとオーディションで役を勝ち取っていることから斎藤さんの実力が分かりますね。
斎藤司さんの強み
斎藤さんのミュージカル俳優としての強みは、お笑い芸人としてのバックグラウンドを活かした独自の演技スタイルにあります。
彼はコミカルな要素を巧みに取り入れ、観客を楽しませることに長けています。
また、厳しいオーディションを通過してきた実績が彼の実力を証明しています。
舞台上での存在感や表現力も高く評価されており、観客とのコミュニケーションを大切にする姿勢が多くのファンに支持されています。
斎藤さんは、ミュージカル界での経験を重ねる中で自信を深め、「肩書はミュージカル俳優です」と語るほどに成長しています。
ユーモアと真剣さが融合したパフォーマンススタイルは、今後も多くの観客を魅了し続けることでしょう。
悪人ではありますがコミカルな面もあるテナルディエは、斎藤さんの当たり役と言えます。
今回も斎藤さんならではのテナルディエが見られるのが楽しみですね。
六角精児さん
六角精児(ろっかく せいじ)さんは、日本の俳優・タレントであり、特に舞台俳優としての実績が豊富です。
1962年6月24日に兵庫県姫路市で生まれ、本名は山地克明(やまじ かつあき)です。
舞台活動は主に劇団扉座に所属して行われており、演劇界での存在感を示しています。
六角精児さんの舞台での代表的な作品には『吉本百年物語』、『レ・ミゼラブル』、『怪人と探偵』、『家政婦のミタゾノ THE STAGE』があります。
六角精児さんの強み
六角精児さんの強みは、その多才さと柔軟性にあります。
テレビドラマ『相棒』シリーズで鑑識官・米沢守役として広く知られていますが、舞台ではさまざまなキャラクターを演じることができる柔軟性があります。
これにより、観客に新鮮な印象を与え続けることができます。
また、観客とのコミュニケーション能力にも優れています。
彼は「客席の呼吸を操作するのが役者側の役割」と述べており、観客の反応を敏感に感じ取り、それに応じて演技を調整する能力があります。
このようなアプローチは舞台上での緊張感や一体感を生み出し、観客との強い結びつきを形成します。
さらに、自身の人生経験をもとにしたエッセイも執筆しており、その中でギャンブルや人間関係について赤裸々に語っています。
このような個人的な経験が彼の演技にも深みを与えており、多くの人々に共感を呼ぶ要因となっています。
六角精児さんはその豊かな表現力と多様な経験から、舞台俳優として非常に魅力的な存在です。
数々のドラマや舞台に出演した経験から培われた演技力で、どのようなテナルディエをつくりあげるのか見どころです。
染谷洸太さん
染谷洸太さんは、舞台俳優として多彩な才能を持っています。
1985年8月27日生まれ、東京都出身で東宝ミュージカルアカデミーの5期生として卒業しました。
もともとはサッカー選手を目指していましたが、怪我によりその夢を断念し、一般企業でウェディングプランナーとして働いていた際にミュージカルに出会い、俳優の道へと進むことになりました。
染谷さんは、ミュージカルを中心にストレートプレイや映像作品にも出演しています。
主な出演作品には『ミス・サイゴン』(2014年)、『手紙』(2017年)、『レ・ミゼラブル』(2019年)、『ダーウィン・ヤング 悪の起源』(2023年)などがあります。
2024年には『無伴奏ソナタ -The Musical-』や『レ・ミゼラブル』にも出演予定です。
染谷洸太さんの強み
染谷洸太さんの強みは、幅広い音楽ジャンルに対応できる歌唱力と演技力です。
ロックからバラードまで力強く歌いこなすことができ、その音域はハイバリトンでDからBまで広がっています。
また、彼の演技は観客を引き込む力があり、役柄に対する深い理解と感情表現が評価されています。
特に『ノートルダムの鐘』などの作品では、その歌声と演技が見事に融合し、観客に強い印象を残しました。
さらに、彼は大学卒業まで18年間サッカーを続けており、その後ウェディングプランナーとして働いていた経験があります。
このような多様な経験が、彼の演技や表現力に深みを与えていると言えます。
またミュージカルだけでなく、ライブパフォーマンスや映像作品にも積極的に参加しています。
染谷洸太さんはその歌唱力、演技力、多様なバックグラウンドによって舞台俳優としての強みを発揮しており、今回の『レ・ミゼラブル』テナルディエ役でも活躍が期待されます。
多彩なキャストが目白押しのテナルディエ!帝劇クロージング公演のレミゼでも大注目!
歴代のテナルディエ役キャスト、2024年~2025年のレミゼでテナルディエ役を務める3人についてご紹介しました。
お笑い芸人、テレビドラマにレギュラー出演していた俳優など、多彩な経験を積んだキャストが揃っています。
それぞれ全くタイプが違うので、どのようなテナルディエをつくりあげるのかとても楽しみです。
『レ・ミゼラブル』を観劇される方は、テナルディエ役にもぜひ注目してみてくださいね。
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