2026年、待望の人気ミュージカル『レイディ・ベス』の上演が決定しました!
イングランド女王、エリザベス1世の若き日から戴冠式までを描いた大人気作品で、日本でも再演のたびに大きな話題を呼んできた名作です。
この記事では、2026年公演を前に『レイディ・ベス』のあらすじや魅力をおさらいしながら、これまでの歴代キャストの活躍も振り返ります。
2026年のレイディ・ベス役の配役予想もしてみました!お楽しみに!

初めて観る方も、再演を心待ちにしているファンの方もぜひ最後までご覧ください!
魅力的な人物ばかりの『レイディ・ベス』(レディベス)登場人物紹介

ミュージカル『レイディ・ベス』(レディベス)の登場人物は、実在した人物と創作の人物が存在します。
ここでは歴史的史実とミュージカルならではの創作部分について、比較しながら紹介していきます。
ベス(エリザベス1世)
歴史的事実
1533年生まれのエリザベスは2歳の頃に母であるアン・ブーリンを亡くし、「庶子」(側室の子)とみなされて王位継承権から外されていました。
異母姉メアリーの治世下では、信仰や政治の理由で何度も投獄され、命の危険にさらされていたことも。
1558年に即位し、長きにわたりイングランドを治め「エリザベス時代」を築きました。
ミュージカルでの創作
青年ロビンとの恋物語は完全なフィクションです。
実際のエリザベスは生涯独身を貫き、「処女王」(ヴァージン・クイーン)と呼ばれました。
劇中では「恋と自由を取るか」「国と女王の責務を取るか」で揺れる姿が描かれています。
ロビン・ブレイク
歴史的事実
実在しない創作の人物ですが、モデルはエリザベス朝期に活躍した吟遊詩人、シェイクスピアだと言われています。
エリザベスには生涯にわたり数人と恋愛の噂がありましたが、劇中のロビンのような「自由を求める恋人」という存在はいませんでした。
ミュージカルでの創作
ロビンは庶民の吟遊詩人で、「民衆の目線」や「一人の女性として、恋に生きたい気持ち」を代弁するキャラクターです。
エリザベスの恋の相手として、彼女の心の葛藤を浮かび上がらせます。
アン・ブーリン
歴史的事実
ヘンリー8世の2番目の妃。エリザベスの母。
エリザベスを出産したものの男子を産めなかったため、姦通罪(反逆罪)を捏造されて処刑されました。
ブーリン家は元々は平民の家系でしたが、伯爵家と養子縁組したり娘を国王に嫁がせたりすることで、権力を強めていました。
ミュージカルでの創作
幽霊のようにベスの心に現れ、彼女を導く役割。
「母から娘への精神的継承」を象徴する存在になっています。
メアリー・チューダー(メアリー1世)
歴史的事実
イングランドの女王でエリザベスの腹違いの姉。
アン・ブーリンによってエリザベスの侍女にされたこともあり、二人を憎んでいました。
カトリック信仰を守り抜き、プロテスタントを厳しく迫害したため「ブラッディ・メアリー」との異名を持ちます。
エリザベスとは不仲が続き、亡くなる前日になってようやくエリザベスを自らの後継者として指名しました。
ミュージカルでの創作
エリザベスとは「姉妹の対立」として強調されています。
実際の2人は確かに権力闘争のライバルではありましたが、ミュージカルでは感情的なぶつかり合いとしてドラマチックに描かれています。
フェリペ
歴史的事実
神聖ローマ皇帝カール5世を父に持つスペイン王です。
1554年にメアリー1世と結婚しますが、性格が合わずスペインに帰国してしまい別居婚に。
子どもをもうけないままメアリー1世は死去します。
メアリーの死後はエリザベスに求婚して断られ、敵対することとなります。
晩年は無敵艦隊を派遣してイングランドと戦いますが、敗北しました。
ミュージカルでの創作
若き日のフェリペが、イングランド王位や政治的な影響力を得るために「ベスの結婚相手」として登場します。
ベスにとっては、愛の自由を奪う政略結婚の相手として描かれています。
よりドラマチックにするため、ベスとフェリペが直接対峙する場面もあります。
ロジャー・アスカム
歴史的事実
エリザベスの家庭教師で、実在した人物です。
彼女にラテン語や哲学を教え、知性豊かな女王への成長を支えました。
ミュージカルでの創作
ベスを精神的に導く存在として登場します。
史実に忠実ですが、舞台では「賢者・賢人」としてより象徴的に描かれています。
キャット・アシュリー
歴史的事実
エリザベスの侍女として、ケイト・アシュリーという人物が存在したことが記録に残っています。
この人物をモデルにされたと考えられます。
ミュージカルでの創作
ベスの教育係で、母親的な存在として描かれています。
ガーディナー
歴史的事実
スティーブン・ガーディナーという聖職者が実在します。
カトリックを強く支持し、プロテスタントの改革派と対立しました。
メアリー1世の統治下では、プロテスタント迫害政策を支えたと言われています。
ミュージカルでの創作
カトリックの大司教で、プロテスタント弾圧の中心的人物として描かれています。
16世紀当時、イングランドのキリスト教派の対立をより鮮明に表現するために重要な人物です。
世界一分かりやすい『レイディ・ベス』(レディベス)のあらすじ

「レイディ・ベス(レディベス)って実際どんな話だっけ?」という方のために、あらすじを分かりやすく解説していきます。
ネタバレになる可能性があるので、内容を知りたくない方は閲覧をお控えください。
舞台は16世紀イングランド
若きエリザベス(=ベス)は、イングランド国王であるヘンリー8世の娘。
しかし母アン・ブーリンは反逆罪を捏造されて処刑され、ベス自身も「王位を継ぐ資格がない」として庶子に落とされてしまいます。
彼女は王族でありながら孤独な存在で、常に異母姉メアリーの脅威にさらされていました。
自由を求める少女の恋
王宮での暮らしに息苦しさを感じていたベスは、庶民の青年ロビン・ブレイクと出会います。
ロビンは修道士になるはずでしたが、自由に生きたいという思いからその道を捨て、ベスに惹かれていきます。
二人は身分の差を越えて心を通わせ、やがて恋に落ちます。
権力と信仰の対立
一方で、イングランドは大きな宗教的対立の中にありました。
ベスの姉、メアリーはカトリックを信じ、国をその信仰のもとで統一しようとします。
しかし、ベスのまわりにはプロテスタントを信じる者も多く、姉妹は政治と宗教をめぐって敵対していくのです。
宮廷の重臣ロビンソン卿や、ローマ教会からの枢機卿も関わり、ベスは次第に大きな選択を迫られます。
愛か、運命か ―― ベスの選択は
ベスは「一人の女性」としてロビンを愛し、自由に生きたいと願います。
しかし同時に、「王女」として国と民を背負う責任からは逃れられないことも理解していました。
母アン・ブーリンの幻影や、師ロジャー・アスカムの教えに導かれながら、彼女は自分の道を模索していきます。
偉大な女王、エリザベス1世の誕生
愛するロビンと一緒に生きるのか、それとも国の未来を背負い、女王として生きるのか。
若きエリザベスの決断が、やがて「偉大な女王エリザベス1世」への第一歩となるのです。
『レイディ・ベス(レディベス)』あらすじをまとめてみた
『レイディ・ベス』(レディベス)は、
- 恋と自由を求める少女の物語
- 宗教と権力に翻弄される歴史ドラマ
- やがて「女王」になる運命を背負うまでの成長譚
が融合した作品。
史実をベースにしつつ、ロビンとの恋物語を軸に「エリザベスがなぜ女王として生きる道を選んだのか」を描いています。
日本版『レイディ・ベス』(レディベス)の歴代メインキャスト一覧
『レイディ・ベス』は2014年に日本で初演され、2017年に再演されています。
今回は2度目の再演です。
2014年初演、2017年再演のメインキャストをご紹介します。
2026年版のキャストが発表されたら、この記事も更新します!
役名 | 2014年 | 2017年 |
レディ・ベス | 平野綾 花總まり | 平野綾 花總まり |
ロビン・ブレイク | 山崎育三郎 加藤和樹 | 山崎育三郎 加藤和樹 |
メアリー・テューダー | 吉沢梨絵 未来優希 | 吉沢梨絵 未来優希 |
フェリペ | 平方元基 古川雄大 | 平方元基 古川雄大 |
アン・ブーリン | 和音美桜 | 和音美桜 |
シモン・ルナール | 吉野圭吾 | 吉野圭吾 |
ガーディナー | 石川禅 | 石川禅 |
キャット・アシュリー | 涼風真世 | 涼風真世 |
ロジャー・アスカム | 山口祐一郎 石丸幹二 | 山口祐一郎 |
2014年、2017年はキャストの変更はほとんどありません。
2017年版は、ロジャー・アスカム役が山口祐一郎さんだけになっていますね。
レディ・ベス役の花總まりさん、メアリー・テューダー役の未来優希さん、アン・ブーリン役の和音美桜さん、キャット・アシュリー役の涼風真世さんと、宝塚歌劇団出身の方が多く出演しているのが特徴です。
歌唱力が素晴らしい方ばかりなので、聴きごたえのある舞台を楽しむことができました。
ロビン・ブレイク役を演じていた、山崎育三郎さんの家族や魅力を紹介した記事はこちら。
ベス役は誰?2026年版『レイディ・ベス』(レディベス)の配役予想!

キャストが一新されるのでは?と噂のレディ・ベス。
以前のキャストで引き続き上演される可能性ももちろんありますが、キャストが変わった場合のベス役について予想してみました!
レディ・ベス役候補①礼真琴さん
2025年8月10日に宝塚歌劇団を退団したばかりの、元星組トップスターの礼真琴さんなんてどうでしょうか?
歌よし、踊りよし、芝居よしと三拍子揃っています。
ベスの若い頃の快活さを表現するには、元男役さんが似合うのではないかな~と思うのです。
礼さんは宝塚在団時に女役も何度か務めているので、ロビンに恋する表現も素晴らしいのではないでしょうか。
ぜひベス役を見てみたいです。
レディ・ベス役候補②愛希れいかさん
こちらも元宝塚歌劇団の月組娘役トップ、愛希れいかさん!
宝塚退団後はミュージカル『エリザベート』のシシィ、『ファントム』のクリスティーヌダーエなど数々の名だたるミュージカルで主役を演じています。
大河ドラマにも出演し、その活躍の幅を広げています。
演技力、歌唱力に秀でる愛希れいかさん。
可愛らしさもありつつ、凛としたベスを演じてくれそうで楽しみですね。
『レイディ・ベス』(レディベス)は実力派キャストと華やかな演出に注目!2026年公演が待ちきれない!
ミュージカル『レディ・ベス』は、歴史上最も有名な女王の一人であるエリザベス1世の知られざる青春時代を、美しい音楽と感動的なストーリーで描いた傑作です。
恋と政治、成長と犠牲をテーマにしたこの作品は、観る者の心に深い感動を与え続けています。
2026年の再演では、さらなる進化を遂げた「レディ・ベス」に出会えることでしょう。
歴史ミュージカルファン、エリザベス1世に興味がある方、美しい音楽を楽しみたい方には必見の作品です。