2025年4月8日(火)から4月29日(火)まで、明治座にて『1789-バスティーユの恋人たち-』が上演されます!
2012年にフランスで初演され大好評を博しました。
日本では2016年に帝国劇場にて初演、2018年に再演され、今回は7年ぶりに待望の再再演となります!
帝国劇場はリニューアルのため閉館しているので明治座での上演となります。

この記事を読めば、『1789-バスティーユの恋人たち-』東宝版のことがまるっと分かります!
1789-バスティーユの恋人たち-(東宝版)のあらすじ
『1789-バスティーユの恋人たち-』のあらすじ(ネタバレ)が含まれます。
内容を知りたくない方は閲覧をお控えください。
ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』は、フランス革命の激動の時代を背景にした物語です。
名作『ベルサイユのばら』と同じ時代背景ですが、貴族を主人公としているベルばらとは対照的に、『1789-バスティーユの恋人たち-』は平民を主人公として描いている作品です。
1789-バスティーユの恋人たち-の主な登場人物
- ロナン:貧しい農夫で、革命に巻き込まれていく若者
- オランプ:王室に仕える女性で、ロナンとの身分違いの恋に葛藤する
- マリー・アントワネット:フランス王妃で、物語の中で重要な役割を果たす
- ルイ16世:フランス国王でマリー・アントワネットの夫。ストーリーの政治的背景として登場する
1789-バスティーユの恋人たち- 物語の流れ

物語は、農民のロナンが父親を貴族に殺害され、復讐心を抱きつつパリへ出てくるところから始まります。
彼は革命の波に乗り、オランプと出会って恋に落ちますが、身分の違いからさまざまな障害に直面します。
オランプが王宮に仕える立場であるため、彼女との関係が困難であることに苦しむロナン。
オランプもまた、王室に対する忠誠とロナンへの愛との間で葛藤を繰り広げます。
革命運動、オランプとの出会い

ロナンはパリの民衆の革命精神に触れながら、ロベスピエールやダントンといった革命家たちと出会います。
彼らと共に社会を変えるための活動に参加し、自由と平等を求める声が高まる中で、オランプとも運命的な出会いを果たします。
オランプは王太子ルイ・ジョセフの教育係として貴族の生活の中に身を置く女性で、ロナンとの愛に悩む姿が描かれます。
彼女は母国の女性たちが抱える現実を知り、革命運動への支持を高めていく過程で自らの信念も見出していきます。
運命のバスティーユ襲撃

物語の結末では、ロナンがバスティーユ襲撃に参加し、最終的には彼が命を落とすことで革命の精神が引き継がれる様子が描かれます。
彼の死が仲間たちにとっての勇気となり、その後のフランス人権宣言へと繋がる重要な瞬間として、感情的なクライマックスに位置づけられています。
1789-バスティーユの恋人たち-(東宝版)のメインキャスト一覧
2025年4月8日(火)から明治座にて上演される、『1789-バスティーユの恋人たち-』のメインキャストを一覧でご紹介します!
実在した人物も多く登場するので、フランスの歴史も知ることができます。
ロナン役、オランプ役はダブルキャストとなります。
役名 | キャスト |
ロナン (主人公、貧しい農夫) | 岡宮来夢 手島章斗 |
オランプ (ヒロイン、王室に仕える侍女) | 星風まどか 奥田いろは(乃木坂46) |
マリー・アントワネット (フランス王妃) | 凪七瑠海 |
デムーラン (情熱的な革命家) | 内海啓貴 |
ロベスピエール (フランス革命の中心的人物、若き議員) | 伊藤あさひ |
ダントン (ロベスピエールの友人、法律家) | 伊勢大貴 |
ソレーヌ (ロナンの妹、兄を追ってパリへ) | 藤森蓮華 |
ラマール (秘密警察の一員、オランプを助ける) | 俵和也 |
アルトワ (ルイ16世の弟) | 高橋健介 |
フェルゼン (スウェーデンの貴族) | 小南光司 |
ペイロール (ロナンの父を殺害した貴族) | 渡辺大輔 |
筆者が勝手に選ぶ1789-バスティーユの恋人たち-注目キャスト!
『1789-バスティーユの恋人たち-』で注目すべきキャストを2人ご紹介します!
オランプ役 奥田いろは
注目キャスト1人目は、オランプ役の奥田いろはさんです!
奥田いろは(おくだ いろは)さんは、2005年8月20日生まれの日本のアイドルで、女性アイドルグループ乃木坂46のメンバーです。
神奈川県出身で千葉県で育ち、乃木坂46に加入する前は子役として活動していました。
2022年に乃木坂46の5期生オーディションに合格し、2024年にはミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でジュリエット役を務めるなど、舞台出演の機会も増えています。
2024年12月に発売される37thシングル『歩道橋』で表題曲の選抜メンバーにも初めて選ばれ、人気上昇中です。
プライベートでは特技の一つとしてギター演奏があり、YouTubeチャンネル『乃木坂配信中』での路上ライブも行っています。
今回は貴族の世界に生きながら貧しい平民と恋に落ち、革命に翻弄される難しい役どころです。
可愛らしい印象の奥田さんが、どのようにオランプを演じるのか楽しみですね。
マリー・アントワネット役 凪七瑠海
注目キャスト2人目は、凪七瑠海さんです!
キャスト発表時、凪七さんはまだ宝塚歌劇団在団中であったにもかかわらず(退団は発表されていましたが)
マリー・アントワネット役を演じることが発表されました。びっくりしましたね。
凪七瑠海(なぎな るうみ)さんは、宝塚歌劇団専科に所属していた元男役スターです。
11月11日生まれで、出身地は東京都世田谷区です。
身長は169cmで、愛称は「カチャ」または「エリカ」です。
2001年に宝塚音楽学校に入学し、2003年に卒業後、宝塚歌劇団の89期生として首席入団しました。
初舞台は月組公演『花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン』で、その後宙組に配属されました。
2009年の月組公演『エリザベート』では、ヒロインのエリザベート役でオーディションに参加し見事抜擢。
凪七さんは当時宙組所属の若手男役でしたが、組を超えての特別出演となり当時は大きな話題となりました。
2017年に専科へ異動後は、さらなる多彩な役柄に挑戦し、『オイディプス王』や『蘭陵王』などでも主演を務めました。
退団時には、トップスター未経験の専科スターとしては異例のサヨナラショーが行われました。
2025年1月19日に、22年間もの宝塚人生に幕を下ろした凪七さん。
エリザベートを演じた経験があるので、高貴な王妃役は凪七さんにぴったりハマること間違いなしです。
宝塚退団後、初めての舞台である『1789-バスティーユの恋人たち-』で、フランス王妃の人生を表現する凪七さんに大注目です。
大人気のフレンチロック・ミュージカル!『1789-バスティーユの恋人たち-』の再再演をお楽しみに!
18世紀末のフランスならではの豪華絢爛なセット、フレンチロックとも言われるノリの良い楽曲でミュージカル界に革命を起こした作品です。
今回はキャスト陣も一新され、フレッシュな魅力あふれる俳優が勢ぞろいしています!
観劇の際にはキャスト一人ひとりと、楽曲にぜひ注目してくださいね。
観劇に行かれる方は楽しんで下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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