宝塚歌劇団の名作『1789-バスティーユの恋人たち-』は、フランス革命を背景にした感動の物語です。
東宝版が帝国劇場でも上演されており、2025年の4月から再再演予定です。
多くの観客を魅了し続けるこの作品ですが、歴代のキャストたちによって演じられた役柄にはどんな違いがあったのでしょうか?
本記事では、東宝版『1789』の歴代配役とも徹底比較し、それぞれの魅力や変化を探っていきます。
ミュージカル、宝塚ファン必見の内容をお届けします!

宝塚歌劇と東宝の『1789-バスティーユの恋人たち-』の歴代キャストについて、まるっと分かります!
宝塚版『1789-バスティーユの恋人たち-』の歴代キャスト
宝塚歌劇団版の『1789-バスティーユの恋人たち-』の歴代キャスト一覧表です。
(カッコ内は新人公演のキャストです)
2015年月組版ではトップ娘役がマリー・アントワネットを演じていますが、2023年星組版では東宝版と同じくトップ娘役がオランプを演じています。
役名 | 2015年月組 | 2023年星組 |
ロナン・マズリエ (官憲に父親を銃殺された青年) | 龍真咲 (暁千星) | 礼真琴 (稀惺かずと) |
マリー・アントワネット (フランス王妃) | 愛希れいか (美園さくら) | 有沙瞳 (瑠璃花夏) |
カミーユ・デムーラン (革命家でジャーナリスト、 ロナンの友人) | 凪七瑠海 (夢奈瑠音) | 暁千星 (御剣海) |
シャルル・アルトワ (ルイ16世の弟) | 美弥るりか (朝美絢) | 瀬央ゆりあ (紘希柚葉) |
マクシミリアン・ロベスピエール (第三身分出身の若い議員) | 珠城りょう (蓮つかさ) | 極美慎 (凰陽さや華) |
ラザール・ベイロール (貴族将校) | 星条海斗 (輝月ゆうま) | 輝月ゆうま (大希颯) |
ジョルジュ・ジャック・ダントン (弁護士、ロナンの友人) | 沙央くらま (春海ゆう) | 天華えま (碧音斗和) |
オランプ・デュ・ピュジェ (王太子の養育係、ロナンの恋人) | 早乙女わかば 海乃美月 (叶羽時) | 舞空ひとみ (詩ちづる) |
ソレーヌ・マズリエ (ロナンの妹) | 花陽みら 晴音アキ (楓ゆき) | 小桜ほのか (鳳花るりな) |
ルイ16世 (フランス国王) | 美城れん (佳城葵) | ひろ香祐 (羽玲有華) |
デュ・ピュジェ中尉 (オランプの父、 バスティーユ牢獄爆薬庫の管理人) | 飛鳥裕 (蒼真せれん) | 美稀千種 (彩紋ねお) |
ヨランド・ドゥ・ポリニャック (王太子の家庭教師、王妃の友人) | 憧花ゆりの (茜小夏) | 白妙なつ (星咲希) |
ジャン=ポール・マラー (医師、かわら版の記者) | 綾月せり (優ひかる) | 大輝真琴 (凛央捺はる) |
ジャック・ネッケル (国務大臣) | 光月るう (蒼瀬侑季) | 輝咲玲央 (透綺らいあ) |
ジャック (マラーの印刷所の印刷工) | 宇月颯 (颯希有翔) | 夕渚りょう (青風希央) |
オーギュスト・ラマール (アルトワ伯爵の手先) | 紫門ゆりや (朝霧真) | 碧海さりお (世晴あさ) |
ミシェル (マラーの印刷所の印刷工) | 煌月爽矢 (蒼真せれん) | 天希ほまれ (飛翠真凛) |
ロワゼル (ラマールの手下) | 朝美絢 (蘭尚樹) | 稀惺かずと (和波煌) |
トゥルヌマン (ラマールの手下) | 輝月ゆうま (周旺真広) | 大希颯 (世奈未蘭) |
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン (スウェーデンの将校、 王妃の愛人) | 暁千星 (輝生かなで) | 天飛華音 (馳琉輝) |
シャルロット (パレロワイヤルの落とし子) | 紫乃小雪 (舞雛かのん) | 瑠璃花夏 (綾音美蘭) |
ギヨタン博士 (医師、政治家) | 響れおな | 朝水りょう |
リュシル (デムーランの婚約者) | 琴音和葉 (麗泉里) | 詩ちづる (乙華菜乃) |
東宝版『1789-バスティーユの恋人たち-』の歴代キャスト
東宝版『1789-バスティーユの恋人たち-』の歴代キャスト一覧表です。
2025年版は2016年、2018年版とはガラッと顔ぶれが変わっています。
特にロナン、オランプをはじめとするメインキャストはかなり若返っていますね。
2025年版は一部の配役のみ発表されています。
役名 | 2016年、2018年 | 2025年 |
ロナン・マズリエ | 小池徹平 加藤和樹 | 岡宮来夢 手島章斗 |
オランプ・デュ・ピュジェ | 神田沙也加 夢咲ねね | 星風まどか 奥田いろは |
マリー・アントワネット | 凰稀かなめ 花總まり(2016年のみ) 龍真咲(2018年のみ) | 凪七瑠海 |
マクシミリアン・ロベスピエール | 古川雄大 三浦涼介 | 伊藤あさひ |
ジョルジュ・ジャック・ダントン | 上原理生 | 伊勢大貴 |
カミーユ・デムーラン | 渡辺大輔 | 内海啓貴 |
ソレーヌ・マズリエ | ソニン | 藤森蓮華 |
シャルル・アルトワ | 吉野圭吾 | 高橋健介 |
オーギュスト・ラマール | 坂元健児 | 俵和也 |
ハンス・アクセル・フォン・ フェルゼン | 広瀬友祐 | 小南光司 |
ラザール・ペイロール | 岡幸二郎 | 渡辺大輔 |
ルイ16世 | 増澤ノゾム | |
ジャック・ネッケル | 立川三貴(2016年) 磯部勉(2018年) | |
ロワゼル | 加藤潤一 | |
トゥルヌマン | 岡田亮輔 | |
リュシル・デュプレシ | 則松亜海 | |
ポリニャック夫人 | 飯野めぐみ(2016年) 渚あき(2018年) | |
デュ・ピュジェ中尉 | 松澤重雄 |
宝塚版と東宝版の違いは?

『1789−バスティーユの恋人たち』の東宝版と宝塚版にはいくつかの重要な違いがあります。
これらの違いは、ストーリー展開、キャラクターの扱い、そして楽曲や演出において見られます。
ストーリーとキャラクターの違い
ストーリーの大筋は同じですが、セリフや場面構成の細部が異なります。
例えば、宝塚版ではロナンの妹であるソレーヌは女性の視点からの反乱や開放を象徴する役割を持ち、家族や愛の絆を強調するキャラクターとして描かれていました。
東宝版のソレーヌは家族を支えるというよりも、より広い社会的状況に対する反応や、恋愛と激しい感情を持つキャラクターとして強調されています。
また、ロナンがバスティーユに最初に到達する描写は、東宝版ではロナンの特性や役割を明確に強調する形で描かれています。
楽曲の異なるアプローチ
楽曲に関しては、東宝版では新しい曲が追加されていることが大きなポイントです。
東宝版には新しいミュージカルナンバーが2曲存在し、宝塚版では聞けない曲が含まれています。
さらに、主要な曲の構成も異なります。
東宝版の『許されぬ愛』はオランプのソロ曲に設定され、宝塚版との違いが際立っています。
また、星組版ではアントワネットとフェルゼンの密会場面が歌なしの演出となっているため、情感の表現が異なります。
演出のスタイル
宝塚版は、華やかさとエンターテインメント性が強調される反面、東宝版は物語の深みやキャラクターの心理描写に重きを置いた演出がされています。
キャスト全員が女性の宝塚版は華やかできらびやか、東宝版は男性キャストによる精鋭カンパニーという印象が強いです。
1789-バスティーユの恋人たち- 東宝版は2025年4月8日から明治座にて上演!若手実力派キャストの共演が見どころ
宝塚版は2023年に星組で上演されたばかりなので、次回は数年後でしょうか。
次回どこの組で公演になるのか楽しみですね。
東宝版は帝国劇場がリニューアル中のため、明治座にて2025年4月8日から上演されます。
キャストが一新された2025年版の『1789-バスティーユの恋人たち-』、観劇される方はぜひ楽しんで下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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