こんにちは、水星です。
だんだん暑くなり食欲がなくなるこの時期は、さっぱりした料理が食べやすいですよね。
仕事で疲れて帰って来た後に長時間キッチンに立つのは疲れるし、火を使ってコンロの前で待つのも嫌…というか暑い。
長谷川あかりさんのレシピは、シンプルな材料と工程で身体に優しい料理ばかり。
胃が弱くて万年胃薬愛用者の私も、長谷川あかりさんのレシピでは胃もたれせず美味しく食べられます。
今回は長谷川あかりさんのレシピの中でもお気に入りのレシピ、鶏むね肉の生姜コンフィを作ってみました。
作り置きとして何度も作っているのですが、今回は平日仕事後にチャレンジ。
長谷川あかりさんがX(旧Twitter)にレシピをあげてくださっています。
- とりあえず今日は食べる物があるけど明日から何もない
- 長時間キッチンに立ちたくない
- 放置するだけで完成するレシピを探している
このような方にぴったりのレシピです。
平日時短バージョンでお送りしておりますので、本来のレシピよりも簡略化している部分もあります。
時短で作るコツ、ここだけは外したくないポイントもご紹介していきます!
ぜひ最後までお付き合いください。
長谷川あかりさんが初めて発売したムック本『長谷川あかりDAILY RECIPE』のレビューはこちら。
『トマトとパプリカのスープ』を休日に作ってみた記事はこちら。
鶏むね肉の生姜コンフィって何ぞや
初めてこのレシピを見た時の私が思ったこと。
コンフィって何?
初見の言葉でした。
コンフィはフランスの伝統的な低温調理法のひとつ
コンフィは、フランスが発祥の伝統的な調理法です。
食材を低温の油でじっくりと火を通し、そのまま冷まします。
本格的に作る場合は
- 食材のくさみを取るためにハーブやスパイスに漬け込んで半日以上寝かせる
- 弱火で70度~80度の油で2~3時間煮込む
- 絶対に温度を80度以上にしてはいけない
という何とも手のかかる調理法…!!
本格的なコンフィを自宅で作るのはハードルが高そうです。
今回ご紹介する長谷川あかりさんのレシピでは、工程を簡略化することで自宅で手軽にコンフィを作ることができます。
胸肉がパサパサせず、生姜をたっぷり使うので日本人の口に合うさっぱりとした味わいです。
お湯に入れて放置する時間はありますが、そこまで手間はかかりません。
料理に時間をかけられない方、長時間キッチンに立つのは嫌!という方も気軽に挑戦していただきたいです。
鶏むね肉の生姜コンフィ(時短バージョン)の作り方
18時過ぎに仕事から帰宅後、鶏むね肉の生姜コンフィを作ってみました。
作ったのは水曜日。
日曜日に作った作り置きが残っていましたが、この日に食べきってしまうので翌日からの主菜がないという状態です。
翌日からのおかず兼追加の作り置きとして鶏むね肉の生姜コンフィを選びました。
それではスタート!
鶏むね肉の生姜コンフィの材料
今回は作り置きも兼ねているため、長谷川さんのレシピよりも多めの胸肉で作りました。
私が使用した食材の大体の分量は以下です。
鶏胸肉 3枚(皮を剥いた状態でおそらく600~700グラム)
塩 12グラム(肉の重さの2%)
砂糖 6グラム(肉の重さの1%)
生姜 お好み(元のレシピでは胸肉400グラムに対して生姜80グラムです)
ごま油 大さじ5くらい(これも勘です)
大きめのジップロックを使います。(ウェルシアのプライベートブランドのLサイズを使用)
私はズボラなので普段の料理は適当に味付けしているのですが、このレシピは塩で味が決まるため塩の量はきちんと量った方が良いです。
(以前適当な分量で作って塩辛くなってしまったので教訓です)
(砂糖は6グラムとか書いてますが大体塩の半分くらいだろーって目分量で入れましたごめんなさい)
生姜は風味付けのため、好きな方は多めに入れても大丈夫です。入れすぎると生姜辛くなるので注意。
夫があまり生姜が得意ではないため、私はいつもレシピよりも少なめに入れています。
ごま油はたっぷり!
油で煮る調理法なので、ケチらずレシピ通り入れましょう。
鶏むね肉の皮を剥き、フォークで穴を開ける
行きつけの激安スーパーで買った、2キロで780円の胸肉。安すぎ。
7枚入っていたので、この中から3枚取り出して皮を剥き、フォークで両面に穴を開けます。
鶏むね肉に塩と砂糖をすりこむ
ジップロックに胸肉を入れ、塩と砂糖をふりかけて揉みこみます。
長谷川さんは手袋をつけて塩と砂糖をすりこんでいますが、私はズボラなのでジップロックにぶちこんだ鶏肉をビニール袋の上から揉んでいます。
塩と砂糖のつぶつぶがなくなるまでよく揉みます。
揉みこむことで味が染みこむので、肉に均等に塩と砂糖がなじむようにしてください。
生姜をみじん切りにする
このレシピの山場です。
生姜をみじん切りにします。
なるべく細かくなるように刻みましょう。
ギリギリ角切りと言えなくもないほどのサイズですが、みじん切りということにしてください。
私は生姜が好きなのでこのサイズでも美味しく食べられますが、そうでもない方はなるべく細かくした方が生姜の存在感を減らすことができます。
辛いのが苦手!という方は、包丁で切るのではなくすりおろしても良いです。(食感はなくなりますが…)
鶏むね肉が入っているジップロックに生姜とごま油を入れる
肉の上から生姜とごま油を入れて、良い感じになるように袋の上から馴染ませます。
コンフィは「油で煮る」調理法なので、ごま油の分量が少ないと胸肉がパサつきやすくなってしまいます。
ごま油は分量を守って入れるのが美味しく作るポイントです!
鍋にステンレスのザルか皿を入れ、かぶるくらいの水を入れて湯煎する
コンフィを上手に作るコツは、80度くらいまでのお湯でゆっくりと火を通すことです。
確実なのは料理用の温度計で温度を測ることなのですが、ズボラな私が持っているはずもなく。
お湯がフツフツ沸いて小さな泡が出ているくらいが、大体80度だろうと思っています。(適当)
お鍋やフライパンにザルか皿を入れ、鍋底に袋が直接当たらないようにします。
以前入れるのを忘れてそのまま加熱していたら、袋が溶けて破れてしまい大惨事になったので忘れずに…。
ジップロックはしっかり口を閉めて、かぶるくらいの水を入れて中火にかけます。
鍋底からふつふつ小さな泡が出てくる温度まで上がったら、弱火にしてフタをして加熱します。
元レシピだと胸肉2枚で15分加熱になっていますが、今回は肉が多いのと我が家のコンロの火力が弱いので中弱火で30分加熱しました。
鶏肉の加熱不足は怖いので、半生よりは加熱しすぎの方がマシという考えです。
このあたりはお好みで良いかと思いますが、食べる時に中まで火が通っているか必ずチェックしてくださいね!
30分加熱した後の胸肉がこちらです。
写真を撮るため1度開けてしまっていますが、本来はフタをしたまま手で触れる温度になるまで放置します。
余熱で中まで火を通します。
袋の中の汁が透明で、肉に跳ね返るような弾力があれば火が通っています。
汁がピンク色だったり、肉がぷにぷにと柔らかい場合はまだ生です。
切った時に半生の場合は電子レンジで追加加熱してください。
火が通ったのを確認したら完成!
手で触れる温度になったら、切り分けて完成です!
愛用していたイワキのガラス容器、最後の1つを落として割ったため、ピンチヒッターのスリーコインズの保存容器に入れて冷蔵庫で保存しています。
日持ちは大体3日くらいだと思います。
ジップロックに余った煮汁(油)は旨味が溶け込んでいておいしいタレになっています。
肉の上からかけるとパサつきも防げるので、保存容器の中に一緒に入れておくのがおすすめです。
食べる時には軽めにレンジで温めるとおいしく食べられますよ◎
鶏むね肉の生姜コンフィは平日夜でも作れる!
平日仕事をした後、18時過ぎに帰宅してすぐに作り始めました。
作ってみて感じたことが3つあります。
- 工程が簡単、少ないので思ったよりも簡単
- 鍋で煮ている間は他の家事をして時間の有効活用ができる
- 食べるとホッとするさっぱり系ごちそう
生姜を刻むところだけ少し疲れますが、それさえ終わってしまえばあとは肉を揉んで鍋に入れて放置するだけ。
ボコボコ沸騰しないように時々チェックしていれば、美味しいコンフィができあがります。
今回は胸肉を煮ている間は夕食を食べていました。
作り置きとして作る時も、煮ている間に別の料理を作って時間を有効活用しています。
ごま油と生姜の風味、適度な塩味が鶏肉に染みこんでバツグンの美味しさ。
味付けが塩だけとは思えないほど旨味がたっぷりです。
さっぱりしているので朝から食べても胃もたれせず、食べるのが楽しみになるご褒美メニューです。
まとめ 平日夜でも手軽に作れるごちそう、鶏むね肉の生姜コンフィが美味しすぎる
今回は料理研究家、長谷川あかりさんのレシピ『鶏むね肉の生姜コンフィ』を作ってみました。
朝食、お弁当、夕食のおかずにも使える万能レシピです。
作り置きしていれば「帰ったらコンフィがある♪」と帰宅するのが楽しみになります。
派手さや華やかさは控えめですが、手軽に作れて食べると気持ちがホッとする鶏むね肉の生姜コンフィ。
平日も休日も、ぜひおうちご飯のメニューに加えてくださいね。
コメント